野球肘で子供の夢を終わらせたくない!
野球肘とは?
野球などボールを投げる時に肘に大きな負荷がかかります。
その時、肘にある靭帯、骨などを剥離骨折、靭帯損傷することを言います。
その中でも、外則に痛みがある場合『離断性骨軟骨炎』になってしまう可能性があるので要注意です!!
今回は『離断性骨軟骨炎』についてお伝えしていきます。
離断性骨軟骨炎とは?
関節の中に軟骨が剥がれ落ちてしまう障害で、成長期の小中学生に多く発症します。
投球を中心としたスポーツによる障害で発症することが多く、肘関節を構成する骨同士がぶつかり、時間とともに剥がれ落ち肘に痛みを伴う疾患です。
原因は、反復動作が最も疑われており、投球期間、投球数、投球フォームの悪さが主な原因となる、圧迫損傷と考えられています。
要注意チェック項目
①悪いフォームで投げる
肘が下がったり、手投げ
②肘の使い過ぎ
全力で沢山投げ続ける
③ボールの重さの変化
軟式から硬式に代わる際にボールが変わり、その重さで肘に負担がかかることも
④全力投球数
・小学生では1日50球以内、試合を含めて週200球をこえないこと。
・中学生では1日70球以内、週350球をこえないこと。
・高校生では1日100球以内、週500球をこえないこと。(目安)
1回1回の投球で肘にかかる負担が大きくなり、球数が多くなると負担が増えます。
逆に言えば、負担の少ないフォームであれば同じ球数を投げても合計の負担が減ります。
その中でも外則の痛みはボールを投げる時の肘を伸ばす動作の時に起こります。
離断性骨軟骨炎の治療法
レントゲンまたはエコー像で確認し、初期(透亮期)・進行期(分離期)・終末期(遊離期)と3つに分けられます。
※エコー像は接骨院でも見られます。
治癒するまでに約6ヶ月〜12ヶ月近くの期間がかかります。
初期・進行期・終末期によっ、手術をしない方法(保存療法)か手術をおこなうのかと、治療方法が変わっていきます。
肘を曲げたり伸ばした時や押した時の痛みがし消失て、レントゲンでも改善傾向であれば、
段階的に運動を許可して、徐々に運動強度を上げていきます。
手術になると運動開始までに約3〜6ヶ月近くかかり、徐々に運動強度を上げていきます。
・手技の治療に関しては、まず患部(肘)の痛みを取ります。 主な通院計画
・次に肩回りや肩甲骨周辺の関節の動き、筋肉の張りを改善していきます。
・お家でやってもらうストレッチの指導、運動をしても良いのか否かの指導、今後の通院計画の指導をしていきます。
野球肘の予防
特に、上肢と言われる肩・肘・手の関節の柔軟性を維持しておくことは、予防においてとても重要です。
特に、野球肘を防ぐためには手根屈筋(ボールを離す際に使う筋)と円回内筋(主な前腕の回内筋)の柔軟性が重要になってきます。
ストレッチ①;壁に手をつき、肘を軸に右回転左回転を繰り返します。
ストレッチ②;痛めている側の腕を伸ばし、手首を掌側側(手のひら側)に曲げます。
上記2つのストレッチは肘関節の周囲の筋肉をストレッチし痛みを緩和するものです。
まはろ接骨院で出来ること
①ハイボルテージ ~炎症を抑える~ ★症状:捻挫、打撲、肉離れ、ギックリ腰、寝違え、野球肘、テニス肘
②骨盤矯正 ~身体全体の動き改善~
③猫背矯正 ~肩甲骨の動きや姿勢改善する~
④セミパーソナル ~繰り返さないよう身体つくり~
ご来院当日はしっかりとした問診を患者様とマンツーマンで行います。まずは痛みの原因と改善策を見つけ出しましょう!